2022年01月17日
屋根の雪止め
こんにちは。
今シーズンは雪が多いですね⛄
そこで今日は雪が多い地方ならではのお悩み、屋根の雪止めについて書いていきたいと思います。
これからお家を建てたいとお考えの方は
「屋根の勾配だけで落雪させられるのか知りたい」
「屋根に十分な勾配がない場合の雪の処理方法が知りたい」などとお悩みの方もいらっしゃるかと思いますのでご参考にしていただければ幸いです。
屋根の急勾配で雪を落下させるには
屋根の急勾配で落雪させるためには、一定以上の傾斜が必要となります。
傾斜によって落雪させる屋根を「自然落雪式屋根」といいます。
屋根の傾斜によって落雪させるためには、勾配が3/10以上必要で、
角度で表すと、16.7度です。
また、屋根の急勾配で落雪させる際には、落下位置に十分な敷地が必要で、
十分な敷地がないまま落雪させると、近隣住宅に迷惑がかかる恐れがあります。
屋根の勾配が急ではない場合の雪の処理法不法
屋根の勾配が急ではない場合の、雪の処理方法は主に以下の2つです。
- 融雪式屋根
融雪式屋根のメリットは、屋根の上の雪が溶けて残らないので、住宅に負担がかかりません。
積雪量の多い地域では、大量の雪が屋根に残り、屋根の破損や水漏れの原因となることもあります。
融雪式屋根は高く積もる前に雪を溶かしてしまうため、屋根や住宅を傷める心配がほとんどありません。
ただし、雪の時期にはヒーターや散水をし続けなければならないため、電気代がかかるデメリットがあります。
- 耐雪式屋根
雪をとどめるための屋根の形状は、「M型」や「フラット型」があります。
M型の場合、屋根の中心が下がっているため、雪が外に落下しにくくなります。
また、屋根の上に雪止めを設置する方法もあります。
耐雪式屋根のメリットは、落雪の恐れがほとんどないことです。
デメリットは、屋根に雪が長い間残るため、住宅に負担がかかることです。
耐雪式屋根の場合、雪が自然に溶けるまで待たなければなりません。
地域によっては、長い間屋根の上に雪が残ったままとなるため、住宅の構造を強化する必要があります。
住宅が雪の重さに耐えられるよう工事が必要となる場合があるので、その分費用もかかることも耐雪式屋根のデメリットのひとつです。
住宅に積もる雪の処理を考えた際、屋根の勾配によって方法が変わってきます。
住宅に負担を与えないためにも、早めに屋根に積もった雪を処理したい場合には「自然落雪式屋根」や「融雪式屋根」がおすすめですだと思います。
落雪させるための十分な敷地がない、電気代をあまりかけたくないという場合には、「耐雪式屋根」がよろしいかと思います。
屋根に高く積もってしまう雪は住宅に負担をかけるだけでなく、
落下事故を起こす危険性があります。
すまいポート21では安心して暮らせるお家造りが出来るようにお手伝いさせていただきたいと思います。
ご不安な事がございましたらご相談お待ちしております!
By terase
すまいポート21長野