プライバシーと生活動線に配慮した機能的な住まい

コーディネート | すまいポート21浦和美園 |
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設計・施工 | オガワホームAS |
家族構成 | |
敷地面積 | 143.06㎡ (43.30坪) |
延床面積 | 106.90㎡(32.34坪) |
区分 | 新築 |
こだわり | 子育て家事動線 |
設計コンペ開催日 | |
竣工日 | |
掲載日 | 2019年11月01日 |
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外観
目の前は巨大ホームセンターの駐車場スロープ。プライバシーとデザインが両立する外観
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リビング
フローリングのリビングとバリアフリーの和室。窓の外には中庭のスペースが広がる
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リビングダイニング
白い壁に明るい木目が基調のリビングダイニング。 戸棚の赤が鮮烈な印象を与える
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中庭
中庭の壁を白くしたことで、閉塞感とは無縁の中庭になった
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その他
キッチンから奥の洗濯場とバスルームへは一直線。 家事動線にこだわった設計だ
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玄関ホールと階段
玄関ホールと階段。右側の障子に対面して収納スペースがある
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玄関ホール
玄関ホールの障子は和室につながる。障子下の棚板は、腰掛けるにも丁度いい高さ
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その他
外壁の格子によって、採光と通風を確保しつつプライバシーがしっかりと守られている
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廊下
二階への階段を登ると、部屋ほどもある広さの廊下が。一家4人分の洗濯物が楽々干せる
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ドア
ご家族が大好きだというキャラクター。リビングのドアにはシルエットが彫り込まれている
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その他
リビングの隅にあえて柱を残したことで、このスペースがお子様方の格好の遊び場に
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和室
和室の奥は床の間を意識。双方の親御さんが訪問した際の、くつろぎの間になっている
STORY

共働きのKご夫婦。
このまま賃貸に住み続けるのと家を建てるのとでは、長い目で見れば経済的に大きな差はないと考えたのが住まいづくりへの第一歩でした。
奥様は当時、下のお嬢様の育休中。
具体的に検討してみようと、チラシで見たすまいポート21が主催する「家づくり講座」に参加しました。
当初は右も左も分からなくマイホームの方向性が全く定まっていない状態。
すまいポート21にはトータルでサポートを依頼しました。
ご主人は都内へ、奥様は川口市へ通勤する前提で複数の候補地が提示された中、始発駅に近く、学校や大学病院の建設予定があり、街の発展が期待できる同地を選びました。
もう1カ所、最後まで比較した土地がありましたが、数百万円高額。
その分を建物にかけることにしました。
ただ、この土地はホームセンターの眼の前。
屋上駐車場へのスロープから見下ろせる位置にあります。
そこで設計コンペでは、「プライバシーの確保」「子どもをのびのび育てたい」「家事動線」の3つにこだわりました。
そうして出来上がったお住まいは、建物正面の外壁内側にある中庭のようなスペースが特徴です。
この外壁が、外からの目を完璧に防いでくれていることは言うまでもありません。プライバシー確保は、これで万全です。
外壁の下側は天地60㎝ほど開けてありますが、すぐ前は自宅の駐車スペースがあるため奥まった印象。
プライバシーを確保しつつ、開放感を生み出しています。
夏には中庭に子ども用プールを用意、幼いお嬢様2人が安心して遊ぶことができました。
一階と二階の回廊や、リビングの隅にある柱の内側のちょっとしたスペースも、お子様方の遊び場に。キャラクターのシルエットを彫ったドア、リビングと一体化した和室など、まさにのびのび子育てに最適なお住いになりました。
回廊は家事動線としても有効に機能していますが、他にもキッチンと洗濯場、お風呂場を一直線で結んだり、二階の廊下を広く取り、洗濯物を室内干しするスペースとして活用しています。
階段下のスペースにもパントリーや収納庫を設置するなど、家事のしやすさを意識した工夫が随所に見られます。
二階には他に寝室と子ども部屋があり、子ども部屋は真ん中で仕切って2つの個室にできる仕様です。
けれどそれは将来の話。
リビングと和室での家族の団らん、柱や回廊をぐるぐると遊び回る幼子たち――そんな穏やかで平和な休日の光景が、今のこの家にはとても似合っているのです。