家族団らんの場、パティオを中心としたシンプルモダンな住まい

コーディネート | すまいポート21浦和美園 |
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設計・施工 | ビー・エル・ビルド |
家族構成 | |
敷地面積 | 150.10㎡ (45.31坪) |
延床面積 | 111.17㎡ (33.56坪) |
区分 | 新築 |
こだわり | 中庭家事動線 |
設計コンペ開催日 | 2018年06月02日 |
竣工日 | 2019年02月09日 |
掲載日 | 2019年10月30日 |
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外観
潔ささえ感じさせるフォルムと、ツートーンの色遣い。たたずまいはモダン極まる
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リビング&ダイニング
シンプルな白を基調に、スケルトン仕様の階段が目を引くリビング&ダイニング
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和室
リビング隣の和室。大きな窓からはパティオが見渡せる。カウンター下は床掘り込みに
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窓
キッチンの窓からは、降り注ぐ陽光と爽やかな風が。同様の窓を随所にしつらえた
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その他
二階廊下から見下ろす光景は、南欧のどこかに迷い込んだかのよう
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リビング
白を基調に、アクセントに黒を配したリビングがシンプルモダンを体現する
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ドア
子ども部屋のドア上部には波ガラスが。デザイン性とともに、室内の様子も伺える
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バスルーム
明るいバスルームからもパティオが見渡せる。もちろん、家の外から見えることはない
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玄関
玄関から眺めるリビング。横長の窓のおかげで、玄関の採光も抜群
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ウォークインスペース
天井からのハンガーパイプが抜群の使い勝手を発揮する、玄関横のウォークインスペース
STORY

ご主人の転職に伴ってスタートしたS様ご夫婦の住まいづくり。
当初は対象外だったこの地は、すまいポート21の紹介で知りました。
最寄り駅まで徒歩で10分とかからない距離。
目の前にはコンビニエンスストア。少し足を延ばすとドラッグストアや100円ショップ。車を使えば巨大なショッピングモールまでわずか数分という買い物のしやすさ。
「ここまでの利便性は期待していませんでした」というご家族の楽しみは、近隣のスーパーで手に入る新鮮な魚介類です。
住まいづくりを始める直前まで、仕事の関係でご主人は被災地支援のため宮城県石巻市へ。
奥様とお子様とともに暮らした現地での食卓は、ふんだんな海の幸に恵まれていたのでした。
スーパーで入手したフレッシュな食材を自宅のパティオ(中庭)へ持ち込み、バーベキューで味わう楽しみは最高のリフレッシュといいます。
S様ご夫婦が住まいづくりにあたって最もこだわったのは、この「バーベキューのできる家」でした。
それを実現したのが、近所の目から完全に遮断されながらも明るく閉塞感を覚えさせないパティオ。
広々としたリビングだけでなく、隣の和室からも二階の廊下や寝室、奥様の個室からも大きな窓越しに目を楽しませてくれます。
お住まいのコンセプトは「シンプルモダン」。
白を基調に、アクセントに黒を交えたリビングが、それを見事に体現します。
リビング階段はパティオを眺めるのに邪魔にならないスケルトン仕様。白い踏み板に黒い手すりが、リビングの色調と調和しています。
二階には寝室、ご主人、奥様それぞれの個室、そして子ども部屋が配置されています。一階が白い床板なのに対し、二階はコーヒー色の木目模様。このコントラストが気分を切り替えてくれます。
こだわりのもう一点は、「それぞれの個室は自分たちの好きなように」というポリシーです。
たとえば奥様の個室だけは他と異なるグレー基調の床板が敷かれ、アンティーク風のドアや調度が落ち着いた雰囲気を演出。額縁のようなピクチャーウィンドウからは、白いパティオが見下ろせます。ここは誰にも邪魔されない、奥様だけの憩いの場だそうです。
ご主人の書斎は寝室の奥。
南側にある奥様の個室とは反対の位置にあります。窓からは飯能や秩父の山々が見え、登山好きのご主人も大満足。この書斎で登山計画を存分に練り上げるのが楽しみなご主人、そして奥様にとって、ここは満点の住まいなのです。