不整形地を上手に使った配置で広々とした間取りを実現

コーディネート | すまいポート21浦和美園 |
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設計・施工 | ビー・エル・ビルド |
家族構成 | ご夫婦+お子様1人 |
敷地面積 | 175.41㎡(52.95坪) |
延床面積 | 120.75㎡(36.44坪) |
区分 | 新築 |
こだわり | 収納家事動線狭小地・変形地 |
設計コンペ開催日 | 2015年04月18日 |
竣工日 | 2016年10月29日 |
掲載日 | 2019年10月29日 |
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外観
敷地の奥に回ると、後ろに部屋が続いているのが分かる。玄関側は二階建て、後ろは一階のみという設計。傾斜する屋根のラインが美しい
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外観
二階まで繋がった空間と 両部屋から見渡す配置で、どこでも家族の様子が分かる
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ダイニングキッチン
ダクトレールライトは、位置も角度も個別に変えられる。キッチンの手元やダイニングテーブルを明るく照らしてくれる
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カウンター
リビングに向かう廊下には奥様お気に入りのカウンターが。外で働いていた頃は、持ち帰った仕事を片付ける書斎代わりにもなっていた
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デッキ
ダイニングとリビングを繋ぐ廊下に面したデッキは、どちらからも行き来が可能。夏はビニールプールを置いて水遊びも楽しめる
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その他
生活空間と扉で仕切っても全く圧迫感が無く、ゆとりの広さを確保。天井までの扉もより一層空間の広がりを感じさせる
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部屋
今は、お子様のピアノルームとして使用しているプラスワンルーム。色々なことに活用しています
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書斎
小さいながらも十分なサイズのご主人の書斎。趣味の写真をパソコンに取り込んだりと一人の時間を楽しむスペース
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寝室
寝室の内階段はロフトに繋がっている。固定階段なので大きな荷物の出し入れも安心
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ロフト
二階の屋根裏を利用した広いロフトスペース。側面を奥まで利用した抜群の収納力。お子様の遊び場としても活躍
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ウォークインクローゼット
寝室の階段横に設けたウォークインクローゼットで衣類もスッキリと収納
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ルーフバルコニー
一階の廊下にあたる部分はルーフバルコニーとして活用。デッキ部分と合わせて物干しスペースはたっぷり
STORY

正面から見ると、土地いっぱいを使った箱型のお住まいのようなK様邸。
しかし、カギ型の不整形な土地に建つその外観は、玄関側と庭側で姿がまるで違い、かなり奥行きがあることに驚きます。ご家族3人で暮らすのに十分な広さが確保されています。
玄関の広い上がり場の扉を開けると、そこは高い天井が開放的な吹き抜けのダイニング・キッチン。
「一階と二階を断絶したくなかった」というご主人の希望を叶えたとっておきの空間で、おしゃれなシーリングファンライトが室内を照らします。
二階への階段もダイニング・キッチンの吹抜け部分を囲むように配置することで、開放的でありながら一階と二階の一体感があり、常に家族の繋がりを感じることが出来ます。
ダイニングの先には日当たりのいい廊下が続き、窓の外にはコの字型に囲まれたデッキが見えます。
以前、竜巻の被害を受けた経験から、デッキを囲む窓には強化ガラスを使用しました。
防犯にも役立つので一石二鳥です。
デッキの反対側は、奥様お気に入りの備え付けカウンター。
自分専用の部屋がない奥様の、ちょっとしたプライベート空間です。
本来カウンターキッチン上に配する収納棚を壁側に活用。
「建築会社の担当に提案された時は、使いづらいじゃないか、何てことをするんだ!と思ったんですよ。でも暮らしてみると、キッチンからの見通しがとても良くて」と奥様は笑います。
カウンター上に設置したダクトレールライトが、となりのダイニングテーブルも明るく照らします。
キッチンから続く廊下の突き当たりは、広さ十分のゆったりとしたリビング。
奥に向かって緩やかに傾斜する天井と、ブラウンの梁が、部屋全体に広がりと落ち着きを与えています。お子様のお気に入りの場所であり、家族がくつろげる場所とのことです。二階には、寝室、書斎、子供部屋、ロフトがあります。寝室から続くロフトへの階段を固定式にしたことで、荷物の出し入れもしやすく便利です。
設計コンペについて、「すまいポート21のスタッフ、建築士が自分たちと一緒になって予算・要望を整理してくれて、それを基に各社がプラン提案をしてくれるので、安心して選べました」とご夫妻。
住まいづくりで何よりも重視したのは、担当者との相性でした。コンペに参加した5社の担当者と実際に会って話をして、その中で「この人にお願いしたい」と思った1社に決めました。
そのおかげで納得のいく話し合いができ、自分たちの希望を取り入れながら、プロのアイデアが存分に盛り込まれた、満足のいく住まいになりました。
はつらつとしたお嬢さんを囲んで、明るい笑い声が溢れるK様邸です。