災害に強く安心して暮らせる、風通しのいい家

コーディネート | すまいポート21浦和美園 |
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設計・施工 | ヴァルテックス |
家族構成 | |
敷地面積 | 91.60㎡ (27.71坪) |
延床面積 | 68.72㎡ (20.79坪) |
区分 | 建替え |
こだわり | 家事動線自然素材 |
設計コンペ開催日 | 2013年10月19日 |
竣工日 | 2014年08月19日 |
掲載日 | 2015年08月25日 |
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外観
窓からの雨風の吹き込みを防ぐために、屋根の庇を若干長めに出した外観。
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外観
通りに面しているため、セキュリティを重視。あえてベランダも設けなかった。 1階部分はすべての窓にシャッターを完備
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客間
玄関を入ってすぐ横に客間をしつらえ、不意の来客も安心してお通しできる
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リビング・ダイニング
リビング・ダイニング。洗面所やトイレなど、スペースをとらない引き戸を効果的に活用している
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窓
当初は大きな窓をひとつという案を、建築会社が「小さな窓をふたつに」と提案。それぞれに格子をつけて安全面もクリア。 空間にも表情が出た
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収納スペース
2 階の居室部分では、収納スペースを多くつくり、空間を有効に利用
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和室
2面に窓を設けた明るい和室。
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窓
昇る朝日を眺めるのを楽しみにしている
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パントリー
キッチン後ろ部分のデッドスペースをパントリーとして活用。買い置 きしたものを整理できるだけでなく、お客様の目にも触れない。
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水廻り
バリアフリーのトイレ、洗面・洗濯スペース、バスルームは、動線を 考慮して引き戸を採用し、一列に配置。
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階段
段数を一段増やし、なだらかで、すべりにくい階段。
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和室
和室に設けた窓。小さくても光を十分に取り込んでくれる。
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物干し
天井からバーをつるし、物干し用に。 室内で快適に洗濯物が干せる工夫です。
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コンセントコーナー
ダイニングの床には、コンセントコーナーを設けているので、様々なシーンで便利。
STORY

予算内で要望をかなえた理想の間取り
閑静な住宅街で暮らしているU様は、ご家族とともにこの地に住みつづけて30年以上。
長い歳月をかけてご近所とのあたたかな関係を築きあげ、治安のよい土地柄にも強い愛着を持っており、「できればこの場所で暮らしたい」と思っていました。
リフォームか新築、どちらにすればよいか悩むU様は書店の住宅雑誌コーナーで『埼玉の住まいづくり』を見つけ、設計コンペを知りました。
「家づくりの知識がなく赤ちゃん状態だった」というU様。
専門家が第三者として仲介に立ち、適切な建築会社との出会いを提供してくれる設計コンペがとても心強く感じたそうです。
さっそく〝すまいポート21〟の担当者に会い、予算面も含めて不安や疑問に感じていることを打ち明けました。
相談の結果、新築が可能という見通しが立ち、建て替えの設計コンペを実施することに。
綿密に打ち合わせをしながら「信頼感が生まれ、不安が消えていった」とU様は話します。
そして次のような条件を提示することにしました。
それは「災害に強く、常に安心して暮らせる家」。
キーワードは(1)防水(2)家相(3)風通しの3点で、特に水に関するトラブルのない重厚な構造を希望し、古くから伝わる鬼門や方角の相を考慮したプランを求めました。
コンペに参加したのは3社で、もっとも要望と予算に沿う建築会社をパートナーに選びました。
建築が始まると、〝すまいポート21〟の一級建築士は、建築会社にU様の聞きづらいことを代弁し、また、水道管のサイズ指示や、階段の段数を予定よりも増やして上り下りがしやすくするなど、素人では気づかない部分も修正・改善するように話してくれました。
「二人三脚で家づくりができ、気持ちの面で頼りになりました。」とU様。
建築会社も独自のアイデアを積極的に提案。ダイニング床部分の開閉式のコンセントを設置したのもそのひとつです。
他にも、U様が続けてきた生活を考慮し、以前の家にもあったという神棚を再現。
1階和室は、日本家屋を愛するU様の想いを最優先に考え、設えられました。
「言葉に出さない思いを汲み取ってくれたことがうれしかった」と話します。
デザイン性も、窓の大きさを合わせて外観に表情を作るなど配慮し、照明器具やカーテン選びに至るまで、愛着を持って暮らすための工夫を随所に施してくれました。
「設計コンペとの出会いは家づくりの不安を取り除いてくれました」と話すU様。
安心して家づくりを進めることができ、安全で快適さも備わった理想の家が完成しました。