すまこ日記/すまいポート21大崎のスタッフブログ

2019年11月04日

強くて暖かい家の判断基準「住宅性能表示制度」とは

地震や台風に強く、暖かい家を建てるには何を基準に判断し、建築会社に依頼したらよいのでしょうか?

耐震性や断熱性などの住宅の品質(性能)に関する事は表面に現れない建物内部の構造に関することで、それを理解するには専門的な知識を要することから、曖昧にしたまま住まいづくりをしてしまいがちです。

住宅の品質(性能)は建築費に大きく関わっています。品質(性能)を知らずに生涯過ごす住宅を購入してしまっても大丈夫でしょうか?目に見える内装や設備と違って構造躯体部分は後から容易に変えることはできません。

そこで平成12年4月1日に「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」が施行され、住宅の品質(性能)をわかりやすく表示する「住宅性能表示制度」が制定されました。住宅性能表示制度は、良質な住宅を安心して取得できる市場を形成するためにつくられた制度で、具体的には以下のような内容となっています。

住宅の性能(構造耐力、省エネルギー性、遮音性等)に関する表示の適正化を図るための共通ルール(表示の方法、評価の方法の基準)を設け、消費者による住宅の性能の相互比較を可能にする。

②住宅の性能に関する評価を客観的に行う第三者機関を整備し、評価結果の信頼性を確保する。

③住宅性能評価書に表示された住宅の性能は、契約内容とされることを原則とすることにより、表示された性能を実現する。

住宅性能表示制度の評価方法は、国土交通省既定の「評価方法基準」により、定められています。また、「日本住宅性能表示基準」に従い評価の結果を表示しています。
住宅性能表示制度は、平成27年4月1日に改定され、評価対象であった必須項目が10分野から4分野となり、残りの6分野は選択性と緩和されたこともあり、年々制度を利用する方が増えてきております。
必須項目4分野は「構造の安定」「劣化の軽減」「維持管理更新への配慮」「温熱環境・エネルギー消費量」で各項目が「等級」によってランク付けされていますのでわかりやすく表示されています。
等級の数字が高いほど、客観的に見て性能が高い住宅ということができます。
 
「構造の安定」は、
耐震性など、建物の強度を3段階の耐震等級で評価しています。
最低の基準として建築基準法の範囲内を等級1(数百年に1度程度発生する地震力に対して倒壊・崩壊等しない程度)、等級2は数百年に1度程度発生する地震力の1.25倍、等級3は1.50倍の力に対して倒壊・崩壊しない程度となっております。
 
「劣化の軽減」は、
構造躯体の腐食やシロアリなどによる劣化を軽減する(劣化の進行を遅らせる)対策が、どの程度講じられているかを3段階の劣化対策等級で評価しています。等級1は建築基準法を満たしているレベルです。等級2は、通常想定される自然条件や維持保管条件のもと、2世代(50年~60年間)まで、等級3は、3世代(75年~90年間)まで伸長するために必要な対策を講じられているかを示します。
 
「維持管理更新への配慮」は、
定期的なメンテナンスを必要とする水道管やガス管などの清掃、点検、補修を容易とするために必要な対策を3段階の維持管理対策等級で評価しています。等級2は、構造躯体を傷めないで点検や補修を行うことができる対策として配管をコンクリートに埋め込まないなど、維持管理を行う上で基本的な措置が取られています。等級3は、構造躯体だけでなく仕上げ材も傷めずに清掃や点検、補修を行うことができるよう点検口などが設けられ、清浄や点検が容易に行えるよう、特に維持管理に配慮した措置が取られています。
 
「温熱環境・エネルギー消費量」は、
一般的に冷暖房で使用されるエネルギーを削減するため、壁や窓の断熱対策などを評価しています。住宅の断熱性能は、昭和55年に初めて基準が作られ、時代と共にこれまで4回基準が見直されおり、住宅の断熱性能は新しい基準になる毎に向上してきました。その過程で温熱環境の等級は2種類に分かれており、「断熱等性能等級(等級1~4)」と「一次エネルギー消費量等級(等級4~5)」があります。断熱等性能等級で「平成11年基準=次世代省エネ基準」に相当する場合は等級4、「平成4年基準=新省エネ基準」に相当する場合は等級3、「昭和55年基準=旧省エネ基準」に相当する場合は等級2になります。また、平成25年基準からできた一次エネルギー消費量等級は、「低炭素住宅基準」であれば等級5、平成25年基準の相当で等級4になります。
 
単に「強い家」「暖かい家」といっても人それぞれでレベルは異なりますので、地震に強い家がご要望であれば耐震等級の数値、暖かい家がご要望でしたら断熱等性能等級の数値が判断の目安となります。建築会社に依頼する上でも明確な基準となります。
 
また、性能表示制度は「設計住宅性能評価」と「建設住宅性能評価」の2段階に分かれます。
「設計住宅性能評価」は、住宅を建てる前に評価を受けるため、設計している段階の評価を知ることが可能です。
「建設住宅性能評価」は、住宅の建設が始まってからの評価を受けます。設計通りに建設が行われているか、建築現場を検査し、評価されます。
 
住宅性能表示制度を利用することによって、わかりづらい住宅の品質(性能)を客観的に数値で見極めることが可能となります。ここ最近では建売住宅でも完成後で見えない構造躯体の品質(性能)をアピールするために性能評価を取得している物件を多く見かけます。

 しかし、住宅性能表示制度の利用は、あくまで任意で第三者機関に申請することから手続きや20万円程の費用もかかるため、建築会社から積極的にすすめてはいないように思います。

 住宅を購入する上でその品質(性能)を知るということは、住宅の資産的価値を知ることで、求める住宅の適性価格が見えてきます。住宅性能表示制度を利用すると様々なメリットもありますのでご利用してみてはいかがでしょうか。

すまいポート21大崎


NEW ENTRY

ARCHIVE


お取り扱いサービス すまいポート21大崎

設計コンペ

設計コンペ

あなたの「要望」と「予算」に合わせ、複数の建築会社が「プラン」と「見積り」を作成し、プレゼンテーション。
あなたにピッタリの建築会社選びに最適です。

リフォームコンペ

リフォームコンペ

リフォーム会社選びもコンペで。
複数社を比較できる、選べる!
すまいポート21ならではのリフォームのカタチです。

外構コンペ

外構コンペ

あなたの「要望」と「予算」に対して複数社の外構会社が「プラン」と「見積り」を提案。外構会社選びに最適なシステムです。

すまぽ不動産

すまぽ不動産

店舗とその周辺エリアの土地、中古住宅、建売住宅等の不動産を買いたい・探したい方はこちらへ。

スタッフとのお手軽面談

スタッフとのお手軽面談

住まいづくりについてざっくばらんに相談してみたい…という方は、「スタッフとのお気軽面談」(無料)をお申し付けください。

オンラインサービス

オンラインサービス

不動産提供、各種セミナー、新築、リフォーム、外構工事等住まいづくりの相談、施工する会社の紹介、設計コンペ等「店舗でのサービス」をZOOMを使ってオンラインでご利用いただけます。