『隙あらば収納』を念頭に居心地を向上させた住まい

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『隙あらば収納』を念頭に居心地を向上させた住まい

新築施工事例

『隙あらば収納』を念頭に居心地を向上させた住まい

コーディネート すまいポート21宇都宮本店
設計・施工 株式会社 エレフォン
家族構成 ご夫婦
敷地面積 234.56m2 (70.95坪)
延床面積 135.80m2 (41.08坪)
区分 新築
こだわり 収納家事動線趣味
設計コンペ開催日 2015年11月01日
竣工日 2016年09月29日
掲載日 2017年11月09日

STORY

住み始めて1カ月余り(取材時)の真新しい新居は、引っ越しの慌ただしさもひと段落。
H様ご夫婦はこだわって建てた自邸の暮らしを満喫していました。

当初は建売住宅を検討しましたが、パッケージ化された規格住宅では希望が叶えられないことから、注文住宅を建てることにしたそうです。
その経緯についてご主人はこう振り返ります。
「1.25坪の広々とした浴室と、広いベランダを希望しました。ところが、この2つの条件をクリアする建売住宅はほとんどありません。そこで注文住宅を検討することになり、偶然知ったすまいポート21の店舗に足を運んだわけです」

かくしてH様ご夫婦の家づくりがスタートしました。
「流行を追わず、奇をてらわない、必要十分の機能を兼ね備えた、シンプルで暮らしやすい住まいを望みました」と奥様。
末永く住むことを前提に間取りの設計にとことんこだわり、住空間の「余白」ともいえるムダなスペースが一切ない、機能的な家を建てることにしました。
確かに、家中を見回してみてもデッドスペースは一切ありません。
奥様はこう話します。
「各部屋を分断せずに連続した一つの空間と捉え、廊下にあたるスペースを設けませんでした。そのため空間全体がゆったりとし、居心地も向上しています。
同時に『隙あらば収納』を念頭に、室内のあちこちに造り付け収納を配しました。
お陰で室内が片づけやすくなりました」

特筆したいのは、設計上の工夫で実現したご主人の書斎(2階)です。
1階の玄関脇に設けた土間収納の天井を低く抑え、その上に書斎を設けました。
いうなれば書斎は中2階部分にあたり、その上部は小屋裏収納になっています。
天井高を見直すことで、住空間の有効活用につながりました。
「書斎の広さはわずか3帖ほどですが、秘密基地のような独立した空間にあこがれていました。夢が叶ってとても満足しています」

書斎から続く2階ホールには、奥様専用のワークスペースを設置しました。
造り付けのカウンターテーブルは家事や読書など使い方はいろいろ。
ご夫婦のこだわりが凝縮した唯一無二の住まいが完成しました。


とちぎの住まいづくり Vol.33 掲載

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