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  外観

  夕暮れ時の外観は瀟洒なレストランのような雰囲気

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  エントランス

  1灯のスポットライトに照らされたエントランス

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  玄関

  玄関を入ると白を基調とした空間がお出迎え

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  玄関

  玄関を別角度から。土間のシューズクロークと収納を造り付けた

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  中庭

  住まいの中央に中庭を配したプライベートな空間

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  リビング&ダイニングと中庭テラス

  広いリビング&ダイニングと、外光たっぷりの明るい中庭が響き合う

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  ダイニング&キッチン

  白でコーディネートされたダイニング&キッチン。木のイスとテーブルがナチュラル感を醸し出す

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  趣味部屋

  ご主人の趣味部屋にはギターコレクションがずらり。パソコンや読書もここで。書斎としても機能する

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  フリースペース

  リビングとつながる4.5帖のフリースペース。地窓の上部は造り付けのクローゼット

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  リビング&ダイニング

  キッチンからリビング&ダイニングを望む。フリースペースと合わせると優に20帖を超える大空間が広がる

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  主寝室

  ベッドとソファが置ける広々としたスペースは将来、中央から間仕切って子ども部屋にすることを想定

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  ベランダ

  2階のベランダは日当たり良好。屋根付きで広さも十分。使い勝手は申し分ない

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  子ども部屋

  天井付近の横長のスリット窓が特徴的な子ども部屋

STORY

外に閉じて内に開く、「ロ」の字型倉庫風の住まい

一見すると倉庫のようにも見えるT様邸。
1階部分は細長いスリット窓のみで、掃き出し窓らしき大きな開口部は見当たりません。
南向きの角地という恵まれた住環境にも関わらず、あえて「外に閉じた設計」にしたのは、ご主人の強いこだわりでした。
「わが家に露天風呂があったらきっと楽しいだろう……。そんな発想から中央に中庭を配した『ロ』の字型の住まいを思いつきました。
夏になったら風呂上がりに裸でビールを飲むのを楽しみにしています（笑）」

中庭をぐるりと囲むように各部屋が配されたT様邸は、さまざまなサイズの四角形を組み合わせたキューブ状。シンプル&モダンな外観は白・黒・濃茶の3色限定でコーディネートされ、金属や石など素材感も重視しました。シャープかつ個性的な外観は、閑静な住宅街でひときわ異彩を放っています。

一方、室内に入ると白を基調とした明るい雰囲気に一変します。
ナチュラルテイストのインテリアはサロンやカフェと見まごうほど。
スタイリッシュ&ラグジュアリーといった趣きです。
「外観は倉庫のようでも、内観は明るくてやわらかなイメージにしたいと思っていました」と奥様。室内のデザインに関しては奥様の要望が存分に反映され、特にリビング&ダイニングはホテルライクな雰囲気が漂います。
間取りの設計に関しては毎日の家事を考慮し、「動線」と「収納」に重きを置きました。
「ロ」の字型の住まいなので住空間を斜めに移動することはできません。
そのためキッチンはどの部屋にも最短で行ける場所に配しました。
同時に、キッチンの背後や側面に大容量の収納を造り付け、住空間に物が溢れないための工夫も。
すっきりとした空間は第一に収納ありきでした。

特筆したい点がもう一つ。
それはご主人たっての希望でしつらえた3帖の「趣味部屋」です。
ギターが趣味のご主人は長年、エレキギターを壁掛けできる個室を夢見ていました。
天井、壁、床まで自分好みに仕上げた空間は音楽スタジオ風。市松模様の床材がライブハウスの雰囲気を醸し出しています。
休日は趣味部屋にこもり、好きなギターを掻き鳴らすとか。壁に掛かるギターコレクションがまぶしく見えます。

とちぎの住まいづくり　Vol.34 掲載