郊外にゆったりとした平屋建て。リビングは視線の影になるように配置しています。

森の中に馴染むように。

薪ストーブひとつで家の中がいつでもあたたかくなります。

室内の一部にシャギーな設え。壁を家具のようにあつかっています。

それぞれの条件に柔らかく対応しながら やはり美しくしあげたいですね
住宅というのはひとつひとつ違う場所に建つものですし、もちろん住まう方も違います。家族の距離感、好み、ライフスタイルから予算条件まで、みなさん違っています。それらを一度全部受け入れて、読み解いて、整理して、理想的な答えを一軒の住宅として完成させるのです。建て主さんといっしょに手探りで答えを探している作業、それが住宅設計じゃないでしょうか。毎回ゼロからスタートしますし、それまでの型にはめて考える事は、出来るだけしないようにしています。だから僕のこれまでの作品は、いろんな表情を持っているんです。自然素材にこだわったもの、鉄骨を露出したシャープなもの、コンクリート打ち放しのモダンなもの。すべて建て主さんとの会話の中で見えてきたスタイルです。ひとりひとりの個性に柔軟に対応しながら、理想的な答えをひとつ見付けたいですね。そしてもちろん、美しい家を創りたいですね。

少しづつ手になじんでゆく そんな家がいいですね
宇都宮市に生まれ育ちました。建築設計事務所をはじめて20年になります。 宇都宮に残る大谷石蔵を保存活用する活動をしています。ジャズのまちうつのみやにも参画し、宇都宮市民ジャズオーケストラにて、音楽イベントに出演もしています。ハード、ソフト両面でまちづくりに関わっています。