本のある暮らし【vol.8】

さて、今までしつこいほどに、本が私たちにもたらしてくれるあれやこれやをご紹介してきましたが、今回のテーマは「健康」について。 長生きできる秘訣の本でも、健康法の本の紹介でもありません。またもやしつこいようですが、またもや本が私たちの身体にもたらしてくれるあれやこれやの紹介です(笑)。  本は「読むサプリ」。巷で話題のサプリメントを愛用する前に、お気に入りの一冊を手に取ってみてはいかがでしょう。

その1・ストレス軽減

イギリスの大学が実施した研究によると、わずか6分間の読書で心拍数が下がりストレスが3分の2以上軽減されることが判明。しかも読書は、音楽や散歩といったストレス解消法よりも高い効果があるという、驚くべき研究結果だったそうです。

たしかに読書家の人は穏やかな雰囲気の人が多いような…。お茶を飲みながら読書を楽しむといった、なんてことのない日常のひとときも、やっぱり大切なんですよね。

その2・脳の活性化

さらに、名門オックスフォード大学の神経学の名誉教授も「読書は大脳のトレーニング」と主張。実際に読書中の脳をMRIでスキャンすると、大脳が活性化して新しい神経回路が生まれたそうです。これはテレビやゲームでは見られない現象とか。本に描かれている世界をイメージして、風景やにおい、音などまるで本当に体験している状態になり大脳が活性化ということ。様々な脳の器官を動かしている読書、「脳トレ」とはまさにこのことですね。
 

その3・アルツハイマー病予防

そして大脳の活性化に伴い、アルツハイマー病にかかるリスクが低くなるのも読書のメリットです。脳の複合的な認知能力のエクササイズとなる読書などの知的活動が高い人ほど、記憶力や認知速度が低下するという研究結果が発表されました。声を出して繰り返し読んだり、内容を書き写したり、理解力を深めようとするとより効果も期待できそうです。
 

その4・リラックス、安眠効果

就寝前、ついつい携帯やパソコンを操作してはいませんか。そういったデジタル機器は、脳に「起きろ!」と伝達させてしまうので、安眠につながりません。その一方、読書には心を落ち着かせるリラックス効果があります。お子さんに寝る前の読み聞かせをすることで安心して眠りにつかせるいう習慣も、そのような原理があってこそ。ただし、暗いなかでの読書は目にも負担がかかります。間接照明などを上手く活用して、適度な明るさを保ちお気に入りの本を楽しんでください。