本のある暮らし【vol.12】

さて、今まで「本のある暮らし」についてちょっとしたご提案やご案内をさせていただきましたが、今回は本がつないでくれるコミュニティについてのお話しを。
本というものは、一般的には一人で楽しむものとしてのイメージが強いかもしれません。しかし、人と人とをむすぶアイテムのひとつということも忘れてはなりません。そして時には一冊の本がきっかけで新しい出会いがあるということも。
本屋や図書館だけでなく、本のある場所はほかにもたくさんありますし、自分でつくることもできます。みなさんもさまざまなコミュニティの機会に参加し、本が与えてくれる豊かな暮らしを楽しんでみませんか。

読書会

カフェやイベントスペースで行われることの多い「読書会」。読書家たちが集まり、感想を言い合うおかたい雰囲気かと思いきや、いやいやそんなことはありません。最近の「読書会」は誰もが気軽に参加できるようにと、自由さとゆるさを大切に企画しているものがほとんど。自分の好きな本を紹介したり、お気に入りの文章を読み上げたり、共感や発見の場として人気があるようです。自分で選ばないような本でも、面と向かって誰かがおすすめしてくれると興味が湧き、読んでみたくなるというのも「読書会」の魅力といえるでしょう。

読み聞かせ

児童館や小学校でも実施されている「読み聞かせ」。本に向けられる子どもたちのいきいきとした表情は実に可愛らしく、読み聞かせする側にとってもそのひとときはやりがいを感じられると思います。ボランティアの他にも「読書アドバイザー」という資格もあるようです。絵本や児童書に込められた子どもたちへのメッセージを伝えながら、自分自身も成長できる活動のひとつとしてそういった資格取得にチャレンジしてもいいですよね。

一箱古本市

全国各地で開催されるようになった「一箱古本市」。これは素人からプロの方まで、ミカン箱一箱分までという量の古本を販売するというフリーマーケットに近い古本市のこと。コンパクトな店構えがゆえ、お店屋さんごっこ的な要素もあってか出店者もお客さんも楽しめるイベントとして認知されつつあります。各店の個性あふれる品揃えは、実に愉快なもの。一日限りの本屋さんを体験してもよし、イベントに足を運ぶのもよし。地元で開催されているかチェックしてみてはいかが。