本のある暮らし【vol.11】

少しずつ秋の気配を感じられるようになると、オープンカフェや公園でお茶を楽しみながら読書時間を満喫する方も多いのではないでしょうか。あるいは、秋の夜長に合わせてご自宅でまったりとお酒を片手にしながら、大人な雰囲気で読書をするのもいいですよね。  そこで今回は、今まで以上に本のある暮らしを充実させてくる「朝読」のご紹介です「朝連」「朝活」というように、朝に本を読むことで得られる+αのお得な情報をお教えします!

大人も「朝読」習慣を

「朝読」とは、小学校などでホームルームや授業のはじまる10分間程度、生徒と先生が自分の好きな本を静かに読むという読書時間。「朝読」を推進する「朝の読書推進協議会」によると、「毎日やる みんなでやる 好きな本でよい ただ読むだけ」という定義がありました。たったこれだけのことを実践するだけで、子どもたちが自然と読書好きになる、人格形成の育みという教育効果も見込まれています。さらに「朝読」を導入した学校からは、遅刻の減少やいじめの防止、学級崩壊の立て直しにもつながったとの報告も。 教育現場でこれだけのメリットがある「朝読」、大人の世界でもぜひ取り入れるべきではないでしょうか。

家庭でも職場でも

何かと忙しい朝時間。でも、たったの10分だけ早起きする習慣を身につければ「朝読」は可能なはずです。食後に一杯のコーヒーを飲みながらでも、その10分間の読書を楽しむというだけでなく、心のゆとりを生む時間として考えてみるとはじめやすくなるかもしれませんね。また、ご家族そろってそういった時間を共有できることで会話も弾みますし、学校に登校したお子様は学校の図書室へ、大人は図書館や仕事帰りに本屋に立ち寄る機会も増えていくきっかけになると思います。職場でも、各部署に分かれて実施すればチームの結束や集中力が備わるなど、いい影響をもたらしてくれそうです。  学級文庫ならぬ、家庭文庫や職場文庫なんてコーナーをそれぞれに設置することもひとつのアイデア。読書は一人だけで楽しめるのはもちろんですが、より多くの人たちとその楽しみを分かち合うことで、幅広くコミュニケーションもつくられていけるものなのです。

「朝読」の基本となるのが、「自由読書」という考え方です。10分という短い時間を負担に思うようになってしまっては、まったく意味を持ちません。誰もが自由に楽しい読書をすることが大切です。皆さんも、ぜひチャレンジしてみませんか?