昨今の同居に対する考え方とトイレの関係

私の世代の生活では何世代同居も当り前でしたが、最近は高齢者も若夫婦と距離をもって生活した方が気を使わずに上手くいくと考えるようで、近場の別所帯で暮らす方が多いようです。しかし高齢者が一人暮らしになると、やはり親の生活や病気が心配になり若夫婦の世帯に同居となるケースも少なくありません。そこで、同居なさる方や将来同居を考える方々の住まいのトイレは、お年寄りが安心して使えるような手摺や背もたれ、引戸対応など介護のスペースを考慮して広めに造っておくようです。
また、環境や経済性などが考えられて少量の水で流せるトイレや、節電性をアップさせた便器、汚れが付きにくく落ちやすいなど、掃除しやすい構造の工夫をされた便器などの開発が進んでいるようです。光や音楽を奏でる便器もあり…今やトイレは、用を足す場所だけの空間ではなくなってきているんですね。

30代へのトイレに対する意識調査の結果は…
すまいポート21に相談に来られる方の多い年代層(30代)の男女を対象にしたトイレの意識調査では、自宅のトイレの位置付けは『考え事をする空間』『書斎のような空間』と応えた方がなんと、32%もいらっしゃいました!
逆に『あまり長居したくない所』とした方は3%に過ぎなかったのです。「トイレ=不浄場所」のイメージは変わってきているようですね。その証拠にすまいポート21でのトイレに対しての要望は、
◎本棚を設けて花を飾れるカウンターを付けたい。
◎障子を入れてモダン和風にしたい。
◎足元照明で雰囲気を良くしたい。
◎香りの良い板張りにしたい。
◎各地の焼き物の手洗いを設置したい。

など、以前ではないがしろにされがちなトイレの位置付けが随分と上がったものと感心させられます。
ひとり誰にも邪魔されず快適な空間を、少しの間でも楽しめるようにしたいのでしょうね。将来は、排泄物を自動分析して健康状態をチェックする機能のついたハイテク便器が登場するのもそう遠い話ではないのかも知れませんね!(笑)