一生にそう何度もない住まいづくり。良いパートナーを選ぶには。

「モデルハウスを見に行った」 7.5社   「プラン提示を受けた」 3.5社
これは、マイホームを検討する過程での平均的な建築会社との接触件数です。皆さんの建築会社選びに対する真剣度合いが、この数字によく現れていますね。
このように、マイホームづくり成功の鍵を握るのが、自分に合った建築会社選びではないでしょうか。ここでは、建築会社選びでも最も重要な、プラン提案の上手な受け方を上げてみます。

【その1】要望を整理する

(1)要望は優先順位をつけて文書化する
まずは、プラン提案を受ける第1ステップが、いかに自分の要望を伝えるかです。
ここで一番重要なことは、建築会社にいかに的確に自分たちの要望を伝えることができるかがポイントになります。
いざ、建築会社を目の前にして言葉で伝えるのは以外に難しいものです。そこで、あらかじめ要望を書き出しておくこと、またその要望に対し優先順位をつけておくことをお薦めします。
夢が膨らみ気合も入ると、ついつい要望てんこもりになりがち。
あくまでも予算の範囲で収めるとなると、そのすべてがかなうとは限りません。だから、「絶対はずしたくない要望」「極力かなえたい要望」「できればうれしい要望」というように3段階程度に整理できるといいですね。
また、建物のデザインや雰囲気といった言葉で表しづらいものは、住宅雑誌の写真などを参考に渡すと、そのイメージは伝わりやすいでしょう。

(2)建築会社の提案力を引き出すには…
プラン提案を受ける目的は、「自分たちの要望を取り入れた住まいを、いくらで(予算内で)建ててくれるのかを提示してもらう」ことです。しかし、もうひとつ重要なのが、建築会社の提案力を見ること。そのためにも、建築会社が自由にプランニングできる余地を残しておくことも大切な要素です。
その意味では要望盛りだくさんなのは、建築会社の自由裁量での提案の幅が少なくなってしまいます。これは、例えばせっかく3社のプレゼンテーションを受けたとしても、3社とも同じようなプランしかでなくなる可能性が高くなるのです。各社の特長や建築に対する考え方、独自性のある提案を受けたいのであれば、必要最低限の要望に絞り込むこと、さらには具体的な要望というより、むしろ、その住まいでどのような暮らしがしたいのかという、全体的なコンセプトを伝えることに重きを置いた方が面白いプランが出てくる可能性があるのです。

【その2】プレゼンテーションの受け方

(1)建築会社の力を見極める
プラン提案を受ける一番の目的は、それぞれの建築会社の力を見極めることです。
それは、建築会社が提案するプランと見積りの内容をチェックするだけではなく、わからないこと、疑問、そして新たな要望などをその都度相手にぶつけることです。その時に、どのような回答が返ってくるかは実力を見極めるのに役立ちます。こちらの要望に、すべてハイハイと応えようとする会社もあれば、逆提案してくる会社、回答を保留にする会社など様々です。
一番の注目点は、いかにその建築会社が自分たちのことを親身になって考えてくれるのかなのです。
建築会社はその道のプロ。自分たちの考え以上の提案をしてくれる会社こそが本当に力のある会社だと言えます。

(2)自分たちとの相性を見る
ここで選ぶ建築会社は、今後新しい住まいを一緒に造っていくパートナー。
あなたの住まいが満足いくものになるのか、そして楽しく住まいづくりができるのかはすべてこの建築会社、そして今目の前にいる、あなたの担当者次第なのです。だからこそ、自分たちとの相性が合うか否を見極めることはきわめて大切なことです。たとえ、プレゼンテーションが上手くても、そこに自分たちに対する誠意があるかを、商談を進めていく中で見極めることです。
少なくとも会話の中で、「その要望は予算が厳しくて」とか、自社の都合が優先されるような言葉が頻繁に出てくるようではあまりお薦めできないかも。
例えそうであっても、押し付けがましくなく、こちらの事情や、気持ちを汲み取ってくれるような話し方をする担当者であればお薦めです。

今はモデルハウスや、完成現場をチェックして建築会社を選ぶのは、ごく当たり前となっています。
また、「完成前の施工中の物件を見せてもらう」「会社事務所に行ってみる」さらに「その会社で建てた人から評判を聞く」といった、様々な角度から建築会社の情報を集めるのも、建築会社を選択する上で重要なことです。
あなたの良きパートナーとなる建築会社選びのためには、労を惜しむことなく臨みたいものです。

一生にそう何度もない住まいづくり。ぜひ、良きパートナーに恵まれることをお祈りしています。