「注文住宅の予算をどれくらいに設定しておけば良いのか知りたい」「なるべく安く注文住宅を建てたい」このような悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、注文住宅の費用の内訳と予算の決め方についてご紹介します。コストダウンのコツもご紹介しているのでぜひ参考にしてくださいね。

注文住宅の費用の内訳とは

本体工事費用

本体工事費用とは、建物本体の建築にかかる費用のことであり、注文住宅を建てる際にかかる総費用の75～80パーセントを占めます。具体的には、仮設工事や木工工事、外装や屋根の工事、配線や配管の工事などにかかる費用が含まれます。しかし、庭や駐車場などの外構工事費用は含まれないので注意してください。

付帯工事費用（別途工事費用）

付帯工事費用とは、建物以外の工事にかかる費用のことで、注文住宅を建てる際にかかる総費用の15～20パーセントを占めます。庭や駐車場などの外構工事や、照明やエアコンなどの取り付け工事などにかかる費用が含まれます。

また、もともとその土地に家が建っていた場合は解体工事費用や、土地の状態が悪い場合は地盤調査、地盤改良工事費用も必要になります。そういった費用も付帯工事費用として扱われるので把握しておきましょう。

諸費用

諸費用とは、建築工事以外にかかる費用のことです。本体工事費用と付帯工事費用の合算額を建築工事費用と呼び、諸費用の目安は建築工事費用の5～7パーセントです。

登録免許税や印紙税などの税金や、火災、地震保険への加入にかかる保険料、契約の際の手数料などが含まれます。現金で支払うものが多いので余裕を持って費用を確保しておきましょう。

注文住宅の予算の決め方とは

まず、自己資金をどの程度まで用意できるのか確認してください。手元にある貯金、親からの援助金、現在住んでいる住居の売却金などが自己資金としてカウントできます。

これらの合算額から、病気や災害など万が一の時のために残しておきたい貯蓄や、教育費、介護費用など将来必要な資金などを差し引いた額を自己資金としてください。

ここからさらに、土地売買、新築工事における契約の手付金や、引っ越しにかかる費用などの、自己資金での支払いが必要な費用を差し引いて、ローンの頭金に充てられる費用を確認しておきましょう。

次に、住宅ローンの借入可能額と月々の返済金額を確認してください。借入可能額は年収から計算でき、無理なく返済できる年間額は年収の25パーセント以内と言われています。

基本的に住宅ローンは利息の支払いがあるので、総返済額は借入額より高くなることを念頭に置いて借入額を決めましょう。

最後に、土地購入、建築工事にかかる費用のバランスを考えてください。これらのバランスは、4：6～3：7の割合にすると良いでしょう。土地代にお金をかけすぎて理想の家づくりができなかったという失敗例が多いので、予算のプランを立てる時点でバランスを決めておくのをおすすめします。

コストダウンのコツとは

1つ目は延床面積を小さくすることです。延床面積とは、住宅のすべての階の面積を足したものです。延床面積から建築費用を算出している場合が多く、基本的に延床面積が大きいほどコストがかかります。そのため、できるだけ延床面積は小さくしましょう。

2つ目は部屋数を減らすことです。部屋数が多ければ、その分壁やドアなどの設置費用がかかります。多くの部屋を必要としないのであれば部屋数は少なくすることをおすすめします。

3つ目は水回りをワンフロアにまとめることです。1階にお風呂、２階にキッチンを配置したり、1階にも２階にもトイレを配置したりすると、どうしても排水管が複雑になってしまいます。特別な事情がないのであれば、水回りはワンフロアに集中させることを意識しましょう。

4つ目はエアコンを自分で手配することです。家電量販店で全居室分のエアコンをまとめ買いすると、値引きしてもらいやすいです。また、工事費用もお得になる場合があります。

■ まとめ

今回は、注文住宅の費用の内訳と予算の決め方、コストダウンのコツについてご紹介しました。本記事を参考にして、無理のない範囲で予算を設定してみてくださいね。

注文住宅をご検討中の方はお気軽にお問い合わせください。皆様からのお問い合わせをお待ちしております。

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