水回りを二階に配置することで実現した『自慢の吹抜け』と『抜群の家事動線』

コーディネート | すまいポート21浦和美園 |
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設計・施工 | イオスホーム |
家族構成 | ご夫婦 |
敷地面積 | 168.78㎡ (51.05坪) |
延床面積 | 100.19㎡ (30.30坪) |
区分 | 新築 |
こだわり | 家事動線自然素材趣味 |
設計コンペ開催日 | 2016年12月25日 |
竣工日 | 2017年12月02日 |
掲載日 | 2019年10月30日 |
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外観
スクエアなフォルムが美しい外観。紺色の外壁に窓枠のシルバーがシンプルかつモダンな印象を与える
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テラス
リビングに続く丁度良いサイズのテラス。 植栽と腰の高さの塀が癒しの空間を演出
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ユーティリティースペース
二階ユーティリティースペースからの眺め。アイアンの手すりが空間に広がりを生む
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LD
正面の壁には表面の絶妙な凹凸に光が当たると自然に立体的な陰影が生まれる機能性壁材エコカラットを採用。昼と夜で印象が異なるのも特徴
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収納スペース
玄関左側のシューズクロークの横の扉を開けると、広い収納スペースがあり、ご夫妻専用玄関として活用。上がり框の先にある洗面スペースがポイント
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LD
床暖房は建物のベタ基礎の中に温水を通す特殊工法で基礎となる石(コンクリート)自体を温める「蓄熱」効果。夏は床が涼しく感じるのも特徴
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キッチン
美しいアイランド風キッチンは回遊でき快適な家事動線を実現。キッチン背後のスペースも余裕があり収納もしっかり確保されている
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収納スペース
機能性と抜群の家事動線を担保しているのが多く配置された収納スペース。写真は階段スペースも活用することで奥行きが広がり使い易さも増した一階洋室の収納スペース
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水回り
浴室や洗面、ランドリースペースなどの水回りを二階に配置することで実現した抜群の家事動線。吹き抜けに面したユーティリティースペースは室内干し用スペースとしても活躍
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バルコニー
インナーバルコニーは二階ランドリースペースの洗濯機から数歩で行ける動線を確保。奥様の部屋からも行き来できます
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部屋
ご夫妻それぞれの部屋はしっかりと独立しつつ隣り合って配置。写真は3つの縦長の窓が印象的な奥様の部屋
STORY

スクエアなフォルムにこだわったW様邸は、紺色の外壁に窓枠のシルバーが映え、シンプルかつモダンな印象です。室内は床に淡いナチュラル系、天井は吹き抜け部分に木目調を選び、そのほかと壁は白を基調としました。
リビングに入ると、広々としたLDK中央の大きな吹き抜けが印象的。
正面の壁には機能性壁材エコカラットを採用。表面の絶妙な凹凸に、光が当たると自然に立体的な陰影が生まれます。
水回りのある二階部分にはL字型のインナーバルコニーを配しました。
「階段を上がるとユーティリティーがあって、私が趣味のヨガなどを楽しめるフリースペースにしてもらいました。室内にいながら、大きな窓から青空と外の景色を楽しめるのもいいですね。私たちは共働きで洗濯物を外に干せませんから、思い切っていわゆるバルコニーではなく室内干し用のインナーバルコニーを造りました」と奥様。
洗濯したものを、すぐに干せる動線も確保されています。
「夫婦2人暮らしだから部屋数も多くは必要ないし、いい意味で空間を無駄遣いしてもいいよね」と吹き抜けやユーティリティーを大きくしてもらいました。
階段に効果的にあしらわれたアイアンの手すりは、コンペに参加した各社の建物を見学に行った際にご夫妻で気に入り、お手本にされたとのこと。
「空間に広がりができましたね。そういう細かい部分も含めて、ほとんど自分たちのイメージ通りに造ることができました」というご主人は、キッチンから見て、リビングが左右対称になっている眺めが一番のお気に入りだとか。
以前のお住まいで手狭だったキッチンを、新居ではゆったりと造りたかったという奥様。
構造上、必要な壁の裏側にコンロとレンジを配し、見た目もすっきりとしたアイランド風に仕上がっています。壁側とキッチン下にたっぷりの収納も確保しています。キッチン脇の窓は外光を取り入れつつ、外からの目線に配慮し、防犯や断熱性・気密性も保つサイズ感にこだわりました。
実際に暮らしていく中で大正解だったのは、床暖房でした。
建物のベタ基礎の中に温水を通す特殊工法で、基礎自体を温める「蓄熱」効果から、玄関やトイレまで、家中がじんわり温まる全面床暖房です。石(コンクリート)自体を温めているため、夜にスイッチを切っても朝まで温かいとか。タイマー機能で、帰宅する少し前から部屋を温めておけるため、寒がりだという奥様も大満足です。逆に、石の上なので夏は床が涼しく感じるのだとか。
床下には耐震ダンパーを入れて、建物全体では耐震等級3を実現。
「お願いした会社だからこそできたんじゃないかな」とご主人。
「あれもこれもと色々な要望を叶えてもらえたのも、建築会社の担当者がトコトン付き合ってくれたからこそだと思います」と振り返ります。
ご夫妻それぞれの部屋はしっかりと独立しつつ隣り合っていたり、間取りの中央に吹き抜けがあったりと、家のどこにいてもつながっていて会話しやすく、離れている感覚がありません。
それぞれの「個」の時間を大切にしながらもいつでも、どこでも「感じられる」お2人が求めるライフスタイルが、理想の新居でスタートしました。